福岡県 福岡市東区の

家庭教師アルバイト情報

とある中学1年生の男の子を担当にもった時の話です。
お母様からの情報によると、集中力がなく、勉強が大嫌いな子であるとのこと。
この情報を聞いて、正直勉強する癖をつけてもらうことに難航するだろうなと予測をしていました。
案の定、男の子の元にいくと、なかなか机に向かってくれず、勉強どころではありませんでした。
なんとか机に向かってもらい授業を始めると、今度は話を脱線させておふざけが始まります。
英語の授業の際には、知識の確認の為に、最初にアルファベットを順番に言わせてみました。
「…M、N、O、P、Q、R、S…タイガース!」
何度言い直しをさせても、Tをタイガースというのです。そのまま素振りを始めたりと脱線していくのです。
この様に、かなりの勉強嫌いで、どの授業でも脱線してばかりでした。
その結果、もちろん、授業はまったく進む見込みがありませんでした。
あまりきつくしかることもできませんが、度が過ぎるおふざけが続くので、ちょっと真剣にしかりました。
しかし、しかってしまうと今度は怖がって何も話を聞いてくれなくなってしまいました。
自分としましては、何事においても、やる気がないことを一生懸命教え込むという行動は、非常に大変なことであると痛感した次第でした。

以前、まったく勉強をしたがらない中学生の男の子の家庭教師を週1コマで2時間やっていました。

中学2年生だと言うのに九九を言うのがやっとこさで、国語の教科書を渡してもまるで漢字が読めない。
とにかく勉強＆私に対して全くの無関心。
問題集を解かせてみても部活動の疲れもあって必ず途中で眠ってしまう。
私が「次はこれ解いてみよっか」などと声をかけると一瞬だけ目を覚まして「はい」とうなずくけれど、またすぐに寝てしまうの繰り返し…。

毎週こんな調子なので赤点だらけの成績が改善されるわけもなく、さすがに高い授業料を払って下さっている親御さんの手前「まずい」と思い、とりあえず眠気がなくなるように最初の30分は彼が好きなアイドルの話をすることに。
すると「あのアルバムの歌詞は最高だよね！」などと、今までになく食いついてくれ、ようやく少し心を開いてくれるようになりました。

約1年間家庭教師をやり続けた結果、はじめは英語のBe動詞も一般動詞も混同してただ当てずっぽうで解答していたのがどうにか区別がつくようになり、数学もやや解ける問題が出て来たのでひと安心。
その後高校を受験し、なんとか志望校に入ることが出来たので私もホッと肩の荷がおりました。