福井県 福井市の

家庭教師アルバイト情報

　大学の３，４回生と２年間家庭教師のアルバイトをしました。インターネットで簡単な登録をすると翌日電話がかかってきて面接してもらえることになりました。登録した会社は面接のみで、テストのようなものはありませんでした。面接のあとすぐに連絡が来て、「６年生の男の子で算数が苦手な子で、○○にお家がありますが大丈夫ですか」という内容でした。引き受ける旨を伝えると今度は、教務部の方から家庭に連絡がいって履歴書のようなものを確認してもらいOKが出れば、子どもさんと保護者の方と顔合わせとなります。
　家庭教師に興味があって、子どもは好きだけど…、教えるのは好きだけど…上手に指導できるか不安という方、わたしもそうでしたが２年間続けることができました。確かに大学受験を控えた高校３年生には受験のテクニックのような指導法も必要になります。しかし、小学生、中学生の子どもたちの場合、勉強が苦手でなんとかしたいと保護者の方が家庭教師を申し込んでいるお家の割合が圧倒的に多いです。私は、最初の面接のときに受験生の指導よりも、勉強が苦手な子の指導がしたいという旨を教務部の先生に伝えました。そんな勉強に自信のない子どもたちの日々の成長を近くで感じ、お手伝いできる家庭教師にぜひチャレンジしてもらいたいです。

私は大学の夏休みに、海外旅行で不在になる方の代理として臨時で小学生の女の子を教えました。

科目は算数だったのですが、その子は単純な引き算はできるのですが、「マイナス」の概念にピンときていないようでした。そのため、マイナスが式の頭にきたり、マイナスの引き算などになるとさっぱり理解できないといった感じでした。

そこで、なんとか「マイナス」とはどういうことなのかをイメージしてもらおうと、絵をかいたり、物語をつくったり、グラフを書いたりして説明しました。

はじめはなかなか言っている意味がわからないという表情だったのですが、グラフを書いて説明していた時に、突然表情がパッと明るくなり、「なんとなくわかったかも！」と言ったのです。

その後はマイナスの出てくる問題を自力でどんどん解けるようになり、本人もすごくすっきりした顔をしていました。

本来は学校で習ってくるものなので、それを忘れないように復習したり、覚えるコツを教えてあげたりするのが家庭教師の役割だと思っていたのですが、「？？」が「！！」に変わる瞬間に立ち会えたのには感動しました。

難しいことを教えるのでなくても、こんなにもやりがいを感じられるものなんだなあ、と実感しました。