福島県 福島市の

家庭教師アルバイト情報

家庭教師には、自分の思うように教えられるメリットとデメリットがあります。会社によってはある程度規定が決まっているところもあるのですが、実際に生徒の家に赴くのは自分1人なのですから、自分の思うように教えられます。このメリットには、生徒の出来具合によってとことん指導方法を合わせられるという点があります。私が中学生や高校生の時には感じませんでしたが、教えるとなるとその子がどらくれい勉強ができるかというのは如実に伝わってきます。高校生であればある程度学力が定まっていると思われますが、中学は学力ではなく住んでいる地域によって分けられるので学力の差は大きいです。そうなると教え方を自分流に変えられるのは良い点と言えるでしょう。一方で、デメリットとしては初めて人に勉強を教えるとなると指導方法がそもそもわからないという点です。ある程度臨機応変に対応できる人なら大丈夫だと思うのですが、どうしたらいいかわからなくなるという場合は仕事になりません。先生なのですから生徒は自分が思っているよりあなたに信頼を置いています。先生＝大人＝しっかりしている、と位置づけているのはひしひしと感じました。よって、ある程度指導に自信がないと務まらないように思います。

数年前、私が家庭教師バイトを初めてした際に担当した生徒が30代ほどの社会人の男性でした。

その男性はもともと中学を卒業してから就職をしていたそうなのですが、キャリアアップのために高校卒業の資格がほしいと考え、定時制の高校に通っておられる方でした。

他の数学や国語といった科目は高校卒業のための定期テストで合格点がとれたそうなのですが、英語が苦手でどうしても定期テストで合格点をとることができないために指導をしてほしいというお願いでした。

私は主に定期テストの対策のために学校から配布された資料を基に指導をしていたのですが、この際ノートなどに文法事項及び例文を書いて指導をすることで少しでも定着してもらえるように工夫しました。また、授業ごとに単語テストを自作して単語力の定着も図りました。60分という短い指導時間だったので、要領よく指導をすることに重点を置いていました。

結果としては、再テストでは残念ながら私が考えた出題予想が外れてしまい不合格になってしまったので、反省点を生かしてテストで出た内容を中心に再度指導を行いました。その結果、再々テストで無事合格したという報告を聞きました。

今回のバイトは短期での仕事だったのですが、のちに塾講師などのバイトをする際の自信につながったと考えています。