北海道 函館市の

家庭教師アルバイト情報

私が初めて家庭教師のアルバイトをしたのは大学生になってからのことでした。地方の国立大学に進み、その県にはあまり大学は存在しておらずまた遠方への通学をしている学生なども少なく、私のかよっている大学が非常に重宝されるような状況下での家庭教師初体験となりました。
登録した先は今でもある有名家庭教師会社です。
一番最初に教えたのは中学生の理科と数学でした。私は理系でしたのでその分野をある程度得意とはしておりましたが、何分高校を卒業したばかりの青二才でわかっているのかわかっていないのかの状態で始めたことを覚えています。
当然問題は解けるのですが教えるとなるとなんと説明すればよいのかわからず困ったこともありました。
当時は中学2年生くらいに教えたのですが、大人と違って物事をはっきり言ってくれる年齢でもないので、理解してくれたのかなといつも不安になっていたのを覚えています。結局半年くらいで、塾に行くとのことで辞めることになってしまったのですが、非常にいい経験を積むことができたなと思っています。
人に教えることのむずかしさ、そして本質を理解していないのに理解しているかのようになっている自分がいたことその先の人生にてこの経験はおおいに役立っています。

家庭教師のアルバイトをしようと思ったのはやはり、「限られた時間で効率的に稼ぎたい」つまり「高時給」だったからです。しかも新しく覚えることはそれほどなくて、今まで自分がやってきたことや学んだことをアウトプットするだけなので、苦労はないなと最初は思っていました。しかし実際やってみると、生徒さんたちの学力はそれぞれで、特に家庭教師をつけるということは、学校や塾の授業についていけない、積極的に質問できないなど、何かしらの課題を抱えていました。自分の感覚で教えても分からない、できないという生徒さんが多数だったので、「分からない」を「分かる」にそして「分かる」を「できる」に変えてくにはどうしたらよいかを、常に考えるようになりました。1回で分からなければ5回、10回と、生徒さんに合わせて繰り返し粘り強く付き合っていくのも大切です。分かるようになってくると、質問が増えてきます。そうやって生徒さんの成長を実感できて、且つテストの点数を伸ばしてきた時は、家庭教師冥利に尽きるなと思います。授業中はもちろん節度は大切ですが、勉強以外のことでも話せるようになれば万々歳です。かつて私立中学校に通う女の子を3年間見ていましたが、いまだに先生と慕ってくれています。私が結婚した時は、お祝いに手作りの雑貨をくれたりと、卒業してからも交流はずっと続いています。経験して良かったとつくづく思います。