兵庫県 明石市の

家庭教師アルバイト情報

短大生の頃、家庭教師のアルバイトをしていました。中学３年生の女の子に国語・数学・英語を教えていました。受験対策にということで、週２回その子の自宅へ行き９０分教えていました。
やはり教え子の成績があがらないと、私の力不足かなと感じ、何がわからないのかを知る事と基礎を固めた後の応用をしっかりと繰り返し教えました。
受験に対する緊張もあるからか焦りもありましたが、確実に的を絞ってやり遂げる形で指導しました。
そこが家庭教師の良い面だと思います。一対一だからこそ、その子に応じた対応をしてあげる事ができます。
話しやすい雰囲気で接し、適度に厳しく適度にフランクな関係を保ちました。
中間テストや期末テストで成績があがった時は、自分の事のように嬉しくなりました。
教え子もやればできるんだという自信の積み重ねが、勉強を頑張ろうという意欲にも繋がったように感じました。
また、家族の方も成績があがりとても喜んでくださり、夕食を時々ごちそうしてくれました。
私は一人暮らしだったので、とてもありがたかったです。
中学生の勉強も段々難しいものになっているので、こちらも勉強しつつ対応していかなければなりませんが、とても遣り甲斐のあるアルバイトです。

私が家庭教師のバイトをしていた中で最も印象に残ったエピソードを紹介します。

小学生の男子に国語を教えていた時のこと。
読解力は高いのに、選択肢の文を雑に見るために点が伸び悩んでいる子でした。
「選択肢は丁寧に！」頭ごなしに言っても効果はないと感じた私は、とある工夫をしてみました。

「選択肢の文を　、　と　。　で区切って部分ごとに読ませてみよう。
　、　を黄色信号　。　を赤信号に例え、これらが出てきたらいったん止まって確認しなきゃ、という意識を持たせよう。」

「信号機読み」と名付け、やらせてみました。すると・・・　今まで長い選択肢にすぐにギブアップしていたその子の顔がみるみるうちに輝きだし、「先生、わかったよ！　これは・・・で、ここに・・・って書いてあるからこれが答えなんだよね！」満面の笑顔で叫んだのです。
その時の輝いた瞳を私は今でも忘れることができません。

「信号機読み」を体得してからのその子の国語の成績はぐんぐん上がり、ついに全国規模の模試でも偏差値65をたたき出すまでになりました。
この経験は私にとって「私自身が物事を工夫する力・生徒の学力」両面をアップした、という意味でかけがえのないものとなっています。

家庭教師は、生徒と一緒に自分も成長でき、生徒と親御さんに心から喜んでもらえるとてもやりがいのある素晴らしい仕事だと今でも思います。