奈良県 奈良市の

家庭教師アルバイト情報

職場で知り合った女性の方から「教員免許があるなら娘の家庭教師をしてほしい」と頼まれました。
隙間時間を有効に活用したかったという思いもあり引き受け、中学校２年生の娘さんに所謂５教科を教えることになりました。
母の思いとは裏腹に娘は勉強嫌い。行ける高校もないのではと、ご両親は心配されていました。
いざ初日を迎え、まずは直近のテストの見直しと学力の判別を行ないました。
私と娘さんはほぼ初対面で、勉強の合間に恋愛話などコミュニケーションを取っていました。
そのおかげか、娘さんの志望校や好きな科目、苦手な科目と理由を知ることができ日ごとにスケジュールを立て、学校で配布されている問題集や宿題を中心に二人三脚でこなしていきました。
定期的にある学校のテストの日を逆算し、計画的に勉強する。
決められたテスト範囲内だけでも理解するために一つ前の段階の復習をすることも、しばしばでしたが、後の高校入試である復習範囲が出題され、彼女はそれを正解したと笑顔で報告してくれました。
ペース配分を考え時間内にどれだけこなせられるかゲーム感覚で行なったことは非常に効率的でした。内容はどうであれ、自分で考えようとする力や間違ってもやったことを褒めて、やはり二人三脚で間違い箇所の修正を行なうことを頻繁にしていました。
日によって、彼女の気持ちが乗らない日もありましたが強引ではなく、目線を合わせました。

大学時代に、アルバイトで家庭教師を何人か掛け持ちでやっていました。
教えている子の成績がUPしたり、仲良くなったり、恋愛相談に乗ったりもしていたし、自分なりにとてもやり甲斐を感じていました。

ところが、ある中学２年生の女子生徒さんを担当したときは、どうにもこうにも困り果ててしまいました。
その生徒さん、素直で良い子なのですが、勉強のやる気が全く無く、、、
何を教えても右から左に流れていくだけ。

「この１つの英熟語だけは覚えて」と教えたところもテストで間違えてしまうし、宿題を出しても全然やってくれず。。。
仕方が無いので、自分なりに試行錯誤して、教えるというよりも、勉強に対するモチベーションを上げてもらう努力をして、表を一緒につくったり、図で説明したり、あれこれ試してみました。

すると少しずつでしたが「楽しい勉強のやり方もあるんだ」ということに気付いてくれて、目に見えて勉強に対する取り組みが変わってきてくれました。
ずっと続けて教えてあげたかったのですが、わたしの就職活動が始まり、契約満了で終了しましたが、終わったあとに一度だけ、その子に誘われて美味しいケーキを食べにいきました。
下に妹がいる長女だったから、ずっと「お姉さん」に憧れていたのかなーと、その日の彼女の嬉しそうな笑顔は今でも心に残っています。