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家庭教師アルバイト情報

家庭教師をしていて大変だったことは、生徒さんたちは家庭教師を選べるのですが、家庭教師は生徒さんを選ぶことができないことです。私が教えた生徒のほとんどが勉強に熱心でやる気をもって話を聞いてくれていたのですが、指導している子供の中には、どうしてもできないという子供も中にはいて、思うように指導をすることができない場合もあるので、そんな子供の指導は大変でした。まずは、興味を持たせるところから始めないといけないので、なお大変です。そもそも子供自身が成績を上げたくて家庭教師を雇っているわけではなく、親が心配して雇っているので子供自身やる気を持っているわけではありませんし、無理にやらせても勉強がうまくいくはずがありません。そこで、何とか興味を持ってもらおうと、勉強とは関係のない面白そうな話を振って、雑談をしながらだんだんこの面白いことが普段勉強していることと地続きになっていることを教えることで、勉強することの意味や、勉強ができることでどれほど世界が広がるのを感じてもらうようにしていました。はじめはやる気のない子供でも、近い世代の面白そうな話であれば聞いてくれるので、何とか興味を持ってくれていました。でも、なんだかんだそんな子の成績が上がるのがやっていて一番うれしいのかもしれません。

私が家庭教師ならやりかねないなと思うことの1つに、「構いすぎ」があると思います。実際、私が受け持った生徒のうちの1人は、積極的で明るい子なのですが、勉強となると先生に頼る節がありました。最初は頼られることが嬉しくて何でも答えていたのですが、これって相手にとって本当に良いことでしょうか。それに気付いた私は、表現が大袈裟かもしれませんが、心を鬼にして手を引く時はしっかり引くようにしたのです。ちょっと冷たくなったと思われたかもしれませんが、こうしたのにはわけがあります。いつも私が隣にいる時はできるのに、いなくなった途端できなくなるという現象は、私の答えすぎにありました。私がいない時でも1人でちゃんと勉強できるようにするためには、自力で問題を解く時間も必要だったのです。今思えば当たり前じゃないかと思う簡単なことですが、頼られると嬉しくてついつい答えてしまっていたのです。それからは受験が近づいてきたこともあり、教える時と引く時とでメリハリが付いてきたように思いました。もし、生徒があまり頼ってくるようなら、「一回目は自分で解いてみて」と一言言えるかどうかがカギでしょう。もちろん、その子のレベルに合わせてですけどね。

私はあまり学力が高くありませんが、なんとなく時給につられて家庭教師を始めました。高校生を教えることに決めた理由は大学受験をしたそのままの知識を持ってさえいればまぁなんとかなるだろうという、とても楽観的な理由からでした。

まず送られてくる生徒の条件(場所や曜日や性別など)のなかから自分がいいと思ったものを選びます。

それが決まると、研修を行います。研修ではどうやって家庭教師をするのかについて詳細に学べますので、これをしっかりと受ければ、基本的な指導方法は分かるようになるので、心配はいりません。初回の紹介などもこの時に教わるはずです。

そして、生徒の家へ行き初めての家庭教師が始まります。

確かに初めての時には緊張でいっぱいであまりうまく話せなかったり(生徒と雑談をするのも重要だと考えています)生徒の質問にあわてて答えられなかったりとすることもありましたが、二度、三度と行ってその生徒のために準備をするようになってくると上手く教えられるようになり、息抜きを入れれるようになったりと、段々楽しくなってきました。

そして、なによりも一番やっててよかったと感じる瞬間は、生徒の成績が伸びて、両親からもお礼を言われた時です。これは本当に何にも代えがたい喜びです。一度この感覚を味わうとより一層がんばろうと思えるようになりますますアルバイトが楽しくなります。