岩手県の

家庭教師アルバイト情報

■岩手県の小中学生の科目別成績から見る指導のポイント
平成26年度全国学力・学習状況調査で実施された、国語、算数（数学）の学力テストの結果を見てみると、岩手県の小学生の平均正答率は、国語が66.0%（国語Aと国語Bの相加平均）、算数が68.8%（算数Aと算数Bの相加平均）となっており、全国平均は国語が64.2%、算数は68.1%となっています。また、岩手県の中学生の平均正答率は、国語が66.1%（国語Aと国語Bの相加平均）、数学が60.8%（数学Aと数学Bの相加平均）で、全国平均は国語が65.2%、数学が63.6%となっています。岩手県では、ほとんどの科目が全国平均を上回っている一方で、中学生の数学は全国平均より低い結果となっています。
上記の結果だけで判断するのは難しいですが、岩手県では主に中学生で、数学の基礎内容が十分に身についていない生徒がやや多いと考えることもできます。中学校では数学の内容がより複雑で難しくなる為、一度分からなくなると「勉強しても理解できない」と感じてしまう生徒もおり、数学の克服を主な目的として家庭教師・学習塾を利用し始める生徒も多いと考えられます。家庭教師アルバイトでそのような生徒を指導する際は、まずは基礎内容を確実に理解させた上で、最初の内は比較的取り組みやすい問題集を取り扱い、問題演習の継続と反復を重視させることがポイントとして挙げられます。

■岩手県の小中学生の予習・復習状況から見る家庭教師アルバイトのポイント
岩手県の小中学生の内、学校の授業の予習をしていると回答した生徒は、小学生では45.7%、中学生では25.4%となっています。全国平均は小学生が43.2%、中学生が34.2%であるので、岩手県で予習をしている生徒の割合は小学生では全国平均よりやや高い一方で、中学生では全国平均を大きく下回っています。一方、岩手県の小中学生のうち、学校の授業の復習をしていると回答した生徒は、小学生では74.1%、中学生では62.6%で、小学生の全国平均54.0%、中学生の全国平均50.4%に比べると、復習をしている生徒の割合はかなり高くなっています。
上記の結果から、岩手県では主に中学生で、復習に取り組みながらも予習には手がつけられていないという生徒が比較的多いと捉えることができます。中学生で予習をしている生徒の割合は、小学生と比べると約20ポイントも低くなっており、岩手県では中学に入ってから予習をしなくなる生徒が比較的多いと見て取れます。したがって、家庭教師アルバイトで中学生を受け持つ場合は、予め教科書に目を通し、問題を考えて授業に臨むことで授業内容の理解を更に深められるということを、改めて生徒にしっかりと認識させる必要があると言えます。

(参考：平成26年度全国学力・学習状況調査より)

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