北海道 旭川市の

家庭教師アルバイト情報

私立高校に通う男子の家庭教師をしていました。私自身の専門教科は数学でしたが、主に宿題や、テスト対策で、他の教科もみていました。お家の方からは、勉強が嫌いで、成績も悪く、少しでも何とかしてほしいとのことでした。勉強が嫌いというだけあって、私が行ってもなかなか始めようとはせず、格闘技の真似事をしたりした時は、少しだけつきあって(蹴りを受けたり)、「よし、やろうか！」とメリハリをつけるようにしました。一緒に勉強していて、気がついたのは、彼は決して勉強ができないわけではない、ということでした。数学は、最初に私が一緒に解いてみて、次に類題を出すと、きちんとできるのです。「できてるよ、合ってるよ！」と言うと、なんと、「こんな簡単なわけがない、まちがってるに違いない！」と言うのです。もちろん、1度解いた問題の類題だというだけで、決して簡単な問題ではありませんでした。彼は、それまで、お前はできない、できないと言われ続けてきたんだなぁと思いました。だから、自分はできないんだ、と思い込み、苦手だ、面白くないと思い続けてきたようです。もう一つ、類題を出して、「それで合ってる、合ってる、できてる！」と言うと、まだ信じられないというように、でも、嬉しそうにしていました。お家の方や本人が、勉強は苦手と言っている場合でも先入観を持たずに接してあげることが大切だと思います。

家庭教師のバイトというと、多くは家庭教師派遣業者に登録して紹介してもらうというかたちが多いかと思いますが、私の場合サークルの先輩から譲り受けたかたちで家庭教師を引き受けたケースがあります。先輩は地元の人でしたから親のつながりから頼まれたそうで、自分の学業が忙しくなってきたのをきっかけに後を引き受けてくれるひとを探していたそうです。業者があいだに入ったかたちの家庭教師を私もしていたことがありましたので、その場合に比べてやっぱりいろいろとお得さが違いました。時給も倍近かったですし、いろいろお菓子をいただいたり、夕食をごちそうしていただいたりするプラスアルファが多々ありました。高待遇のありがたさが身にしみて、時給に見合った分の貢献をしたいと教える方にも自ずと力が入ります。時間も1回2時間と一応決めてありましたが、分かるまで時間をかけて説明しました。基本は教え子が持っている教材を使うことが多かったのですが、自分が大学受験で使ってよかった教材をもとに教え子の苦手な分野をまとめたオリジナル問題プリントを作ったりもしました。私の大学在学中に教え子の中2からの高校受験対策からはじめて高校1年生の終わりまでを受け持ちました。