兵庫県 西宮市の

家庭教師アルバイト情報

10年前に私が大学に入った頃の家庭教師バイトをやっていた時の体験談です。家庭教師派遣会社に登録してすぐに私に依頼が来たのが女子中学生の生徒でした。

生徒の自宅に向かうとご自宅は格式ありそうな一軒家の建物でした。中に通されて初めて対面する女子生徒は物静かで箱入り娘という感じの言葉遣いが丁寧な子でした。

勉強に取り掛かる前に、一応得意科目と苦手な科目はないか尋ねたところ彼女は「苦手な科目はないので大丈夫です」というそっけない返事に私は一瞬固まってしまいました。

彼女の目指す進路は日本有数の有名大で成績も学年トップクラスだそうです。そんな優秀な子になんでわざわざ家庭教師をつけるのか謎でしたが、とにかく勉強ができるので教える方としては楽です。楽なのは良いのですが、回答の解説で私と彼女の主張が違ったことで意見が対立することがありました。私は教師だったのですが、彼女に何度も論破されました。

彼女はめでたく有名高校に進学しましたが、彼女との契約が切れたと同時に私は家庭教師を辞めました。また優秀な人に教えて論破されるのが怖かったからです。家庭教師としてのプライドが見事にへし折られてしまい世の中うまい具合にはいかないなと感じました。

私は大学生の時、アルバイトをしていた塾の先生からの紹介で、1年間、中学３年生の男の子の家庭教師をしました。
その子は、部活動で塾の授業に間に合わなくなってしまったため、家庭教師に切り替えたいということでした。
したがって、時間は部活が終わって帰宅した後、夜7時半から開始して2時間、苦手な科目の数学を重点的に勉強していきました。

　塾から引き継いでという形でしたので、塾で揃えた問題集をそのまま使いました。
授業の進め方は、まず前回の宿題の答え合わせをして、間違えた箇所の説明をします。
次に、新しい単元を説明した後に、練習問題を解いてみて、しっかり理解しているかを確認しました。
そして最後に次回までの宿題を指示をして終了という形で進めてきました。

　その子は、まじめにコツコツやる子でしたので、毎回宿題も必ずやってきてくれました。
したがって、授業の進み具合も早く、中３で習う単元が予定より終わってしまい、2学期の後半は、受験対策として、志望校の過去の問題をひたすら解いていきました。

　また、受験が終わった後も本人の希望で、高校1年生の数学を先取りで勉強していきました。
後から聞いた話ですが、その子は高校に入ってからも数学はトップクラスに入っていたそうです。