愛知県 豊田市の

家庭教師アルバイト情報

私が教え子を受け持つことになった時、彼女は中学2年生のはじめでした。
事前に親御さんと話す機会があり、英語の最初の段階からつまづいているということは聞いていたので、初回にはまず英語についてのアンケートをとってみました。回答を見てみると、「英語は必要だと思うか」という設問に、案の定「必要ない」というチェック。ここまで苦手なら逆にやりやすい、と思いました。苦手意識の強い子は、ひとつひとつ解るようになっていけばそれが嬉しさに変わり、学習が加速するからです。
その後はヒアリングをして、とにかくどこから解らないかの糸口を見つけました。ネックになっていたのはbe動詞と一般動詞の違いで、学年的にも学校の先生には聞きづらかったのだと思います。日本語とは全く違う言語だから、日本語をベースに考えず、一から新しいことを学ぶつもりでと指導をしました。「一つの文に動詞は一つだけ」とシンプルに繰り返し言い聞かせ、それがよかったのでしょう。毎週短い練習問題を一緒に解いているうち、彼女の中で英語のパターンが出来上がってくるのが解りました。平均-
20点だった彼女は、定期テストごとに点数を上げ、中3の秋には平均+20点台をとって見せてくれるようになりました。指導内容に関する質問も鋭くなり、私が一瞬考えてしまうようなことも訊いてくるようになったのです。ゼロから始めた生徒はすごい、と感動する経験をさせてもらいました。

私は大学時代に何人もの家庭教師のアルバイトをしましたが、その中でも一人の生徒とはとても良い関係を築くことができました。

家庭教師の生徒とは派遣会社を通して教えていました。とても人懐っこい性格で、勉強熱心だったため、とてもやりがいがあり、２時間の予定だったのですが、気が付くと１時間くらい超過して勉強を教えていました。
勉強が終わってから、簡単なおやつのようなものを頂くのですが、その時間もとにかく楽しくて学校のことや友達のことなどたくさん話をしてくれました。

生徒が中学３年生になってからは受験ということもあり、私も頑張って合格させてあげたいと思うようになりました。
塾などに通っておらず、学校の勉強以外は家庭教師だけだったので、プレッシャーはありましたが、頻繁に間違ったところをもう一度見直せるように、家で問題を作ったり、自分が中学生のときに使っていた資料を使って苦手な数学の教え方を研究したりしました。

双方の努力の甲斐があってか、見事志望校に合格できたという知らせを聞いた時には、自分のことのように嬉しくなりました。
そして生徒の家族と一緒にお祝いの食事会にも参加させてもらいました。また、合格のお祝いということで二人で日帰り旅行に行きました。

家庭教師は先生と生徒、１対１での関わりなので双方の頑張りが目に見えて結果に出やすいものです。
本当にやりがいのある家庭教師だったと思います。