東京都 目黒区の

家庭教師アルバイト情報

教育大学に通っているころ、友人のつてで家庭教師のアルバイトをすることになりました。
そのときの生徒は根が真面目な子で、ときにはふざけあって談笑することもありましたが一生懸命に勉強してくれる子でした。

そんな子がある時期、とても落ち込んだ様子でいました。
学校で嫌なことがあり心が不安定になったため、授業の間もずっと集中できない様子でした。
私としてもお金をもらって教えに来ている以上、しっかり授業はこなさなくてはダメだ、と
「ちゃんと集中しようよ。勉強する時間でしょ？」と少し叱ってしまいました。

未だにこのことを後悔しています。
その子にとって一番必要だったのは心を落ち着かせることでした。
時間通りに授業を終えて宿題を提出することではなかったのです。
心が落ち着くまで話を聞いてやればよかったと思います。
効果は無かったかもしれないけれども、少しでも手を打ってあげることができたらと思います。

これについては意見が様々あると思います。
たかが家庭教師のアルバイトがそんなことまで気を回す必要はない、ましてや金が支払われている勉強の時間を無駄にするな、と。
しかし、勉学に励むのは私ではなく生徒自身です。
その生徒自身が心を閉ざして何もできないでいるのであれば先生として気にかけてやる必要があると思うのです。

勉強も大事ですが、生徒本人についても気に掛ける。
誰かの先生となるときにはこのことも頭に入れておく必要があると思います。

私が家庭教師のアルバイトをしていたのは大学時代。今は20代後半ですから最近のことではありませんが、今でもいい思い出になっています。今はどうか知りませんが、当時はそこそこの大学の大学生であれば簡単な筆記テストのみでバイトに就けたので、大学生は割と気軽にやっていたと思います。時給は１０００円以上のところが大半でしたが、コマ数や生徒数に限りがあるので１か月単位で見るとそんなに割りの良いバイトではなかったかもしれません。それでもやりがいはそこそこあったので在学中はずっとやってました。
というのは、生徒の多くが受験前に家庭教師をつけて頑張ろうという子たちだったので（ほとんどが高校受験前の中３、中学受験の小６、大学受験の高校生が少し）こちらも頑張ろうという気になったからです。状況的に短期間の指導が多かったですが、成績という形で生徒の現状や指導結果が目に見えやすいので目標をはっきり具体化でき（例えば今この時期だからいつまでに英単語□□個覚えて数学のこの分野を押さえるなど）、時間的にシビアな分お互いにメリハリをつけて頑張れたからです。（逆に中１の子はやる気もなしの場合もあるので大変でしょう）
受験結果は残念だったことも良かったこともあるけれど、みんな後腐れなく頑張ってくれただろうし私も家族のかたによくしてもらえることが多くありがたいと思った記憶がたくさんです。良い思い出になっています。

私は大学生の時、小学生から中学生数人に家庭教師をしていました。
有名な家庭教師の会社に面接に行き、登録されました。特にテストとかはありませんでした。
自分が教えられる教科、得意とする教科をもとに割り振られる感じでした。
教えに行く場所も自分で行ける範囲を指定できるので、私は自宅から近いところが多かったです。

得意とする教科が数学だったので、数学が苦手な中学３年生を受け持ったことがあります。
簡単な基礎からやり直し、何度も問題を解いて、なんとか普通レベルまで達して高校受験に合格しました。
最後には苦手だった数学が得意になってきたと言われた時は、とても嬉しかったです。

受験生を受け持つことが多いので、他の教科も少し教えながら進めました。時間が限られるので、宿題としていろいろ出して全体の調整をしていました。
小学生の兄弟を教えていたこともありました。
同時ではなく、同じ日だけど時間を分けて１人ずつ教えていました。小学生だと集中力が続きにくいので、理解してもらうまで時間がかかりました。

各家庭によって親や家庭の感じが違うので初めて伺う時は緊張するのですが、それがまた自分のスキルを上げていく良い機会だと思います。
私は家庭教師を経験出来てとても楽しかったです。人生の財産ですね。